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老後に無趣味ですと頭を使うこともなく、あれこれ工夫して改善してみようというような心の張りも生まれません。
昨日より今日が大事だ、
明日こそはという生への執着心がなく、悪くすれば認知症の恐れが出てきます。
老後を楽しく暮らすには、お金をかけず、ボケ防止になるような趣味、例えばガーデニング、読書、動画観賞などがあります。
気苦労をせず、一人で気軽に始められて楽しめるものがいいですね。
老後を楽しく暮らすには、少しぐらいの稼ぎでも楽しくなる

以前知り合いに誘われて、古着の処分場のようなところに行ったことがあります。
大きな倉庫の中にスタンドが立っていて100円、200円、300円と値札で分けられたところにハンガーにかけられたシャツが、一面につるされていました。
そのつるされた古着を客が買っていくのです。客は念入りに選別しているようです。傷みが少なくデザインの良いものを選んでいくのでしょう。
ここに到着するまでに選別され残ったようなものですから、あまり良いものがあるとは思えません。
その中から売れそうなもの、使えそうなものを買っていくのです。
儲けるという量ではないですが、売れそうなもの着れそうなものを選ぶ目がないと買っていってもゴミになります。
商品単価が安いので、失敗してもアウトにはならないでしょう。
ここで売り切れずに残ったものは、ウエスにされるような最終選別場のような役割のところにもっていかれるのではないかと思います。
買い手は売れそうなものを選んでいく

ある親父さんは、年金生活者だと思しき人ですが、自転車の荷台に加工した段ボールを括り付けてやってきていました。
田舎の町ですから、体裁など構いません。改めてプラスチックの箱など買えばお金がかかりますが、段ボールでしたらいくらでも替わりがあります。
つるされた古着を買ってその段ボールに入れて持って帰るつもりですね。
古着がトレーラーで運ばれてくる日が、あらかじめ分かっているのでその日になると駆けつけてくるのでしょう。
売れるものの目利きが必要になりますが、売れなくとも自分で身に着けるのを基準にしていれば無駄にはなりません。
なんせ100円、200円ですから。
少ない元手で少しでも利益になれば、田舎生活のことですから、面白いのでしょう。
この親父さんのことを時々思い出すことがあります。
現役で働いていたころは、気にもしなかった古着の転売、暇を持て余す老後になってから、自分なりに楽しみを見つけた親父さん。幸せじゃないかと思います。
他にも自転車でリサイクルショップめぐりをやっているのかな、体力づくりと小銭稼ぎになって、楽しく毎日を過ごせていいなあと時々思い返すことがあります。