シャンソン喫茶「銀巴里」は、1951年から1990年まで銀座7丁目で営業していました。
寒くなり、年末も近くなって急に思い出しました。
私が行ったあの頃
美輪明宏さんや金子由香利さんが生出演していたことで有名だった銀巴里ですが、美輪さんや金子さんが出演するときは、入場チケットが1500円以上に高くなりました。
高くなったのですが、美輪さんや金子さんには古巣ということで特別リーズナブルな値段で、歌を聴くことができる機会でした。
残念ながら私には、お安くしていただいても入場することができませんでした。
ですから通常の日に行って、新人の方の唄を聞いていました。それが楽しかったです。
生演奏に合わせて歌うのですが、シャンソンはうまく歌うよりも気持ちを表現する方が、大事なようでした。
銀座とはいえ、新橋駅の方が近くて歩いて行ったことを覚えています。
地下に降り左手に入り、長椅子、長机のセットでワンドリンク頼んで、入れ替えなしだったように思います。
この店を訪れた有名人
三島由紀夫、吉行淳之介、寺山修司、画家の中原淳一、なかにしれいさん。
岡本太郎、江戸川乱歩、川端康成、遠藤周作、安岡正太郎 以上『季節のブログ『ほっとひといき・四季の便り』』よりお借りしました。
この店で歌った歌手
美輪明宏、戸川昌子、金子由香利、クミコ、長谷川きよし、古賀力 以上『季節のブログ『ほっとひといき・四季の便り』』より お借りしました。
奥田晶子さん
名古屋のシャンソンコンクールで優勝した奥田晶子さんは、1988年銀巴里オーディションに合格しています。
昔ほどシャンソンは、流行しているようには感じられないですけど。シャンソン歌手目指して研鑽を積んでいらっしゃる方もいるようです。
店を閉めた理由は
私財をつぎ込んで経営してきていらっしゃったようですが、地価の高騰で限界にきたそうです。
最後の幕締めは、美輪さんがラストを締められました。
以上急に思い出しまして記事にしました。