現役時代は一生懸命仕事をして、なおかつ子供が学校に通って学費がかかる頃には、奥さんに尻を叩かれて夜勤作業にも出かけ、金を稼いで頑張ってきたご主人。
昔住んでいた町で一緒に働いていたシニア女性から聞いた話です。
定年を迎え、これといった趣味もなく過ごしてきたご主人の唯一の楽しみは酒を飲むことです。
定年後一通り夫婦で旅行に出かけ、行くところもなくなった後は?
長い間辛抱して働いてきて定年後働きに行く気力もないご主人の日課は、散歩と酒のつまみの買い出し。
楽しみは酒を飲むこととテレビだけ。
同じ職場で働いていた奥さんから、その話を聞き、真面目人間ほど仕事から離れるとやることがなくなってしまうのだと思いました。
朝散歩から帰ってくると「大五郎」のような焼酎4Lをちびちび飲み昼寝をして、また夕方になると一杯飲む。
年金は、そこそこあるし、しっかり者の奥さんがやりくりしているので、酒のつまみは刺身と野菜。
自分の家を持っているし、生活は困らない。
生活は全然困らないが、話の感じではなんだか抜け殻のよう
70過ぎですが、まだまだの人生なのに酒浸りでは寂しいですね。
真面目人間ほど仕事一筋で、趣味をする気持も生まれないのでしょう。
定年退職後念願だった旅行を夫婦でかなえると、満足してやることが無くなり、奥さんは仕事に出かけるようになりました。
ご主人のすることは、テレビを見ることと散歩に出かけ、酒を飲むことだけ。
毎日同じことの繰り替えし。
仕事が見つからずに、朝からワンカップを買いに行く人がいましたが、仕事をしていないので稼ぎがなく、好きなだけ飲むという訳にもいかずに、ワンカップを飲んだらそれで終わり。
ずいぶん違います。
年金で生活するだけで精一杯の人もいれば、お金はあってもやる気にならないというか、何をやったらいいのか見つからず、日々をだらだらとすごすよりほかない生活。
余計なお世話ですが、寂しいですね。人のことを言える身分ではありませんが、定年後酒浸りではこの後あぶない!
本人は地獄だなんて思っていないでしょう。余計なことは言わないでくれと言われるのが落ちでしょう。
でもはたから見たら、定年後退屈地獄になっているような感じです。
本人が良ければそれでいいんでしょうか。
目的がなくても外出することで、ひとと触れ合う機会ができます
お金には困らなくても、酒浸りでは生きがいをなくして健康寿命を縮めるだけではないでしょうか。
目的がなくても外出すれば、人と触れ合うことで、何か好奇心が生まれ、趣味が見つかるかもしれません。
そうすれば楽しみとか生きがいが見つかるかもしれませんね。
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