定年後の60代の男性の場合、仕事をやめ、窮屈な毎日からやっと解放されて楽しい生活が待っているのではないかと思うのですが、そういう方ばかりではなさそうです。
自分を中心にしてみる悪い癖でした。
病気を抱えた人、先々の生活に不安を抱えている人、身近な近親者をなくして孤独感から来るうつにかかっている人など、何をしても楽しくないという毎日を送っている方など、様々ですね。
ほとんど受け身になって会話の少ない毎日を送れば、楽しくなくなるのは自然の成り行きになってしまいます。
日々のやりがいが無くなってしまう

仕事にもいかずに家で毎日決まったことを徒然に暮らしていると、新鮮な気持ちになる機会は少ないですね。
心がときめかなくなってしまうのです。
こころがときめかない?
乙女チックですね。
乙女チックばかりではないでしょうが、ひととの触れ合う機会が無くなれば、なぜかしらざわめく気持ちとも遠ざかります。
むりやり表に出ることで、刺激を受けると違ってくるのではないでしょうか。
カメラを片手に街角ウオッチングというのはどうですか

老後に趣味を始める人は多いですね。
やはり老後を楽しく暮らすには、人との心の触れ合いやコミュニケ―ション、外出などが必要になってくるとは思いませんか。
刺激を受ければ消極的な気持ちが前向きに変わることもありますね。
カメラ目線で風景を見ると、見慣れた街角や人物が違ったものに見えないかあれこれ検討が始まります。
田舎暮らしの人から見れば都会の風景や人波を見ることは珍しく見えますし、その逆もあります。
私の住んでいる信州の風景は、信州に来ればこそ見ることのできるもので、都市部に住んでいれば旅にでも出なければ眺めることのできない風景です。
そういう視点で見ますと、稲刈りの始まった風景を懐かしい、故郷の風景のようにみることはできないものか、位置を変えて撮る工夫をしてみます。
カメラをもっていつも眺めている風景を新鮮なものに変えてみませんか。
片手間な仕事に出かけてみる
週に何日か負担にならない程度に仕事に出かけてみる、というのも気持ちを前向きにする一つの手かもしれません。
案外と自分では仕事をするのは嫌だ、人間観関係は煩わしいと思っていても仕事をすれば、生活にリズムが出てくるし、お金が入ってくるので気持ちに張りが出てくるかもしれません。
いずれにしてもテレビの前で毎日過ごしていると、70代からの生活に何をしたらいいのかますます行き詰ってしまいます。
体も気力も余力のある60代に鍛えて置かないとやばいなと思っています。
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