60歳過ぎたら友達いらないという考え方をされる高齢者がいます。
定年退職や子供の独立で、人生の目標が変わってきたことから起きる心境の変化ではないでしょうか。
自分一人の時間が増え、一人で過ごすことに慣れてきます。
年をとるにつれ、一人でできることに関心が移ってきます。
年をとると何かにつけ息苦しさを感じる
年をとると友達付き合いがうまくいかなるわけは、体力と気力の衰えにより、人付き合いの楽しさよりも、日々の生活を維持していくことが大事になってくるからではないかと思います。
気心の知れた友達とはいえ久方ぶりに会うとなると、会う場所まで出ていく気力、時間、交通費、会食費などのお金もかかりますし、億劫になってきます。
それにいろいろな気づかいのわずらわしさもあり、メリットを感じることが少なくなってきたということではないでしょうか。
寂しいといえば寂しいですね。
友達との久方ぶりの再会は、生きるエネルギーの補充につながらない。
現役のころは、友人と会ってバカ話をするだけでも、次の日からのモチベーションにつながっていたのですが。
友達付き合いが面倒になる
年をとると自分のペースで生活するのが一番、人との付き合いのペースに波長を合わせるのが苦しくなってきてつまらないということがでてきます。
相手の気持ちを忖度して合わせるということが、めんどくせー。
無理してまで付き合いを維持するまでもない、自分は自分で気楽にやっていきたい。
そんな独りよがりの余裕のない世界に一歩ずつ足を踏み入れつつあるのではないでしょうか。
それで、60代になると徐々に友達との距離が開いていきます。
これまで付き合いのあった人との価値観がずれてきて合わなくなってしまった、ということが起きるケースもあります。
人から刺激を受けることに欲が無くなってきてしまった、ということではないでしょうか。
日々の生活に重点が移動する
自分の日々の生活で、趣味とか習い事やペットとかかわっているほうが楽しいので友達との付き合いから遠ざかってしまう。
友人も友人なりに行うことがあるので、そのことを考えると久方ぶりに会おうと声をかけにくいという面もあるのではないでしょうか。
近所の人との付き合い、用事をこなしたり、日々行っていることをこなすことに精一杯で、それ以上のことは出来なくなってしまっている。
気力や体力が衰え、心に余裕が無くなってくるのだと思います。
友達付き合いよりも身近な人間との付き合いの方を優先
高齢者になると「友達いらない、友達断捨離した」という声が聞こえてくるのは、おそらくなのですが、人との付き合い方で優先順位が変わってくるからではないでしょうか。
めったに合うこともなくなった友人との関係よりも、身近な人間との付き合いの方が関係が深まったということなのでしょう。
人との付き合い方の変化していく年代がちょうど60代ということで、この60代が仕事から離れていくころとマッチングしています。
人によっては、区切りの年代が70代の方も80代の方もいらっしゃいますね。
経済活動から離れる時期によって友人との関係の見直しの時期が変わってきます。
友人との付き合いよりも家族との関係を濃くした方が幸福感が増していく。
友人との付き合いが減っていくにつれて、家族や、近所、地域の人との関係が優先されていくのは、自然の流れでしょうか。
自分と向き合う時間が増える
定年退職や子供の独立など、仕事や家族にかけてきた時間が自分の関心のあることにかけられてきます。
自分の内面に比重が移って来たということでしょう。
ですから、一人でできる趣味に関心が移ってきます。
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友だちがいなくても不自由さは感じないかもしれませんが、ちょっとした、お茶を飲みながら世間話を交わすぐらいの知人は必要ですね。
でないと、孤独になりがちで認知症になる恐れも出てきます。
人生の60代もなかなか厄介な世代です。
もし孤独感が増しているようなら、自宅で生活のリズムを作るためにパソコン作業をやってみたらいかがですか。